男女群島 遠征記 ロックショアは究極のRPG -後編-

男女群島 遠征記 ロックショアは究極のRPG -後編-

夕マヅメ 大型回遊魚の来襲

 

我々は、到着からわずか2時間も経たずして、

あっという間に想定をゆうに超えたビックワンを手中に収めてしまいました。

 

ミルコ
ミルコ
こんなのが…
こんなデカい魚がうじゃうじゃ泳いでるのか。。

 

手にしたヒラマサを足元に寝かせ、ふと見渡すと、すでに日没が迫り、黄金色に輝く男女の海が顔を変えて、再び圧倒的な存在感をかもしだしている。

 

そして相変わらず、左手の水道側は激流のような潮の流れ、右手から左に吹く約8m/sの北寄りの風。

 

まだ何かありそう。

 

直感的にそう感じました。

 

K山はあっという間にスマガツオの処理を済ませ、同じく直感的に何かを感じているのか、水道側にジグを投げ込む。

PEライン3号、リーダー80lb

撃投ジグ125g

 

この激流の影響を、細糸仕掛けで回避しつつ、底が取れるようジグの重さは100g以上。

 

ジグの着底を手元に感じ取り、大きく竿をあおって糸フケを作り、

ヒラヒラと消えゆく生命を演出する。

 

潮流がジグに当たり、海中の情報を手元の感覚に伝えてくれる。

 

中層に差し掛かったその時

ガツン!!という衝撃!

 

しなるロッド。

 

そして間髪入れずに鳴り響くステラsw のドラグ音!!

 

ジジーー!

 

食った…!

そう思ったのも束の間…

 

謎の生物は狡猾な動きで根際を走り、弧を描いたMutos Accuraは飛ばされるように直線に戻りました。

 

【K山】
切られた!

 

まさに一瞬の出来事。

私は右手にレイジングブルを握って駆け寄りました。

ミルコ
ミルコ
何やった?!
【K山】
わからん。全然止まらんやった。

 

正体は何だ・・・?

 

陽は水平線にかかり、空が青から赤を経て、色味を失いつつ紫色に透き通っていく。

 

海面には何の変化も見て取れません。

 

K山の立ち位置は、人1人乗れるほどの一段高い岩。

K山はすぐにラインシステムの復旧に取りかかるため、その岩を降り、そこに入れ替わって私が立つ。

 

3歩ほど下がったところに足を据え、右足後ろ、しっかりと半身の体勢を整える。

 

足下の瀬はオーバーハングになっており、薄い平たい岩の下が突き出し、その下がえぐれたような空洞、いわゆるテーブルのようなイメージ。

この下に入られると厳しいな。ここで切られたのかな?そっちに走ったらこっち。こっちに走ったらそっち。ランディングはここで…
ミルコ
ミルコ

頭のなかでシミュレーション(汗)

 

ルアーは同じくフィードポッパー170F、渾身の力でフルキャスト。

 

着水。

得体の知れない何かはまだ近くにいるはず。

 

そしてこの着水音で、ルアーの存在に気づいているはず。

 

2アクション目・・・

大きな水しぶきと共にひったくるような横っ飛びバイト!

 

直ぐにそれが青物であることに気づく。

 

しかも今度はかなり遠い距離ででヒット。

 

水深は約15m、一瞬でも主導権を渡すとラインブレイクは必至。

強引なポンピングで一気に寄せてきます。

ミルコ
ミルコ
グオおおお・・・!!💦

問題のテーブル状の瀬に差し掛かったところで、やはり足元で強烈な突込みを見せる。

立ち位置から、右側に走る。右側は水色の変化からも分かるとおり、明らかに浅い。

擦ってる・・・!!
ミルコ
ミルコ

一瞬ベールを返して、魚の走りたがる右奥に走らせる。と同時に、ラインの根ズレが解消。

ここがチャンスと見て、一気に勝負を仕掛けました。

 

106cm   /  9.05kg

ミルコ
ミルコ
デカい!!!

 

リーダーを瀬に擦ったものの、何とかキャッチすることが出来ました。

この魚のキャッチについては、正直ベールを返した判断が正しかったかどうか、というより、最近の癖で(良い悪いは別として)擦った感覚が手元に伝わった際、無条件にベールフリーにしてしまった感が強く、たまたま魚が瀬をかわす方向に走ってくれたからキャッチに繋がったもので、技術云々ではなく運によるところが大きかったと思います。

 

140lb ボロボロ・・・!
危なかったー。
ミルコ
ミルコ

 

リアのトレブルフック(カルティバ STーX58  2/0)はご覧のとおり。

 

初日に10kgサイズを2本連続キャッチという、明日からのゲームが恐ろしく不安になるような幸先のいいスタート。

 

恐らく、これと同等サイズのヒラマサがまだ回遊しているのでしょうが、日没とともに足場の視界が悪くなったことから、ここでストップフィシングとなりました。

 

改めて、今回使用したタックルをご紹介します。

青物用タックル
ロッド MC WORKS  RAGING BULL 104XF-2
リール SHIMANO STTELA SW 8000HG(20 STTELA SW14000HG スプール使用) 
PEライン ダイワ(DAIWA) UVFソルティガデュラセンサーX8+Si2 6号 300m
アシストPE YGK アシストライン スクラム16 8号80lb 100cm
ショックリーダー よつあみ エックスブレイド(X-Braid) キャストマン アブソーバー 140lb 3m

RB 104XF2はティップとベリーはしなやかに曲がりつつ、バットパワーはものすごく強い。

今回、魚の力の伝達をバットでしっかり受け止め、魚に対して常にストレスをかけ続けてくれていることが手元で分かり、ものすごく心強かったのが印象的でした。

 

ロッドの性能差は、ギリギリの攻防になればなるほど、結果に直結するんだと実感しました。

 

今回使用したルアーはこちら。

tackle house FEED POPPER 175♧

サイズ 175mm  /  74(g) (87g)

✔️ そのスリムなボディと比較すると、フロントカップが大きく深い作りになっている。

✔️ 水噛みがよく、ド派手なスプラッシュを演出でき抜群のアピール力を誇る。

✔️ 浮姿勢は、海面に対しほぼ垂直姿勢です。

✔️ ロッドティップでの細やかにトゥイッチすればドッグウォークも演出でき、ロッドを大きくあおってジャーキングすれば大きなスプラッシュとともに、泡をまとってシルエットをごまかしながらアピールすることが出来る。

 

磯上のBBQ

一度やってみたかった磯上でのBBQ

 

ということで、K山と、本日の反省と明日への意気込みを肴に。

ミルコ
ミルコ
美味ぁ!!!

味付けは粗挽き黒胡椒のみ、これがシンプルに1番美味しい。

 

本日酷使した、上腕二頭筋と広背筋に良質なタンパク質を届けます。

そして今宵もジェットボイルで沸かすホットコーヒーが1日の疲労を溶かす・・・。コーヒカップの湯気の向こうに見える満月を眺めながら・・・

 

夜の部 サバのぶっ込みでクエを狙うも・・・

ミッドナイトはクエを狙ってサバのブッ込みに挑みました。

20匹の冷凍サバを2日分の10匹ずつに分けて、エサが尽きるまでやり込みます。

・・・が、

 

HIT!!!

・・・・ウツボ

 

・・・HIT、、ウツボ。

 

・・・またウツボ

 

ウツボくん、釣れてくれるだけならいいのですが、暴れ方がエゲツナイ。ワイヤーが傷んで仕掛けがボロボロになるんです・・・。

 

グリングリン、ソフトクリームみたいになってる。

 

クエ専門のエサ師は、これを繰り返してターゲットに辿り着いているのだと考えると、計り知れない精神力の強さがうかがい知れます。

 

ウツボの猛攻に心を折られ、、

 

GEER TOPソロテントを設営して就寝準備。

 

相島での釣りキャンプで購入したテント。

はたして沖磯ではいかがなものかと持ち込んでみましたが、

あるのと無いのでは大違い。結果、大活躍です。

磯泊まりでは、磯にマットを敷いてダイレクトで仮眠される方が多いように感じますが、

沖磯という特殊な環境下では、急な天候の変化害虫の襲来によって睡眠が妨害されることがしばしば。

 

テントの快適性を肌感で感じてから、

泊付きの釣行では無くてはならないアイテムです。

GEER TOP

✔️ アメリカ コロラド州にあるアウトドアブランド

✔️ キャンプで使うもの全般を取扱っているメーカーで、頑丈でコスパが良く、とても評価が高い

✔️ 4シーズン使用可能なテントが1万円前後かなりリーズナブル。

✔️ 昨年、通販サイトで売り切れが発生するほど人気になった。

 

 

使用感の詳細はこちらの記事でご紹介しています。

 

DAY2

翌日の08:00に1度目の見回りがやって来ました。

 

初日に釣れた魚は、このタイミングで船に預けることが出来ます。

我々も先日釣れたヒラマサ2本とスマガツオを船に置いているクーラーボックスに格納!

 

瀬替わりを希望するアングラーは、このタイミングで他の磯を回ることも出来ます。

船長いわく、我々は1級磯に乗れているようで、この日、ここを超えるポテンシャルを秘めた磯には乗れないとのことでしたので、今日も明日もこの場所で投げ続けることに決めました。

 

 

日の出から気合いを入れて、ビッグペンシルを投げまくります。

 

朝マヅメに明確なチャンスは訪れず、

完全に日が登った10:00頃クリアカラーのダックダイブを投げると、時折チェイスが見られたので

 

ルアーサイズがマッチしていないものと考え、ここでラインシステムを変更。

 

PEライン G -SOUL スーパージグマン3号(50lb) 300m
ショックリーダー X BRAID  FCアブソーバー 58lb

 

14cmクラスのルアーの操作性を高めてさらに飛距離を出すため、3号ラインに切り替え、リーダーもナイロン140lbからフロロ60lbに変更。

 

使用するルアーはティンバー140F。

 

もともとてティンバー自体が安定した飛行姿勢を維持してくれることに加え、ラインシステムの変更により、かなり飛距離が伸びました。

 

が、しかし、ポッパーのサイズダウンでは魚の反応を得られず。

 

ここでポッパーからダイビングペンシルに変更。使用したルアーはこちら。

 

♧ バレーヒル デコカット160F ♧

サイズ 160mm / ルアーウエイト 47.0g

✔️ DECO MASA IIの頭部をカッティングチューンしたモデル。

✔️ 斜めにカットされた部分がリップ形状になっており、そのため軽い操作でも確実に水をかんで、S字軌道を描いてしっかり泳ぐ。

✔️ 少ない移動距離においても「キレ」のあるアクションを展開。

✔️ 低活性時のナーバスな状況下でも抜群の効果を発揮。

 

ミルコ
ミルコ
4年ほど使っていますが、ご覧のとおり塗装も剥げず、浸水もなく、まだまだ現役!

 

定活性時の切り札。

遠投して丁寧に引いてくると、

ミルコ
ミルコ
オッ!!!

青物が、右の潮の流れから抜け出て、デコカットの真下についた。

しかしバイトまでは至らない。それが数回続きましたが、次第に魚が離れていきました。

 

なぜだ・・・。

 

あの手この手を尽くしましたが、結局この日はノーバイト。

 

やはり男女群島、簡単に攻略できる場所ではありません。

 

17:00に3回目の見回り。

あじか名物、お弁当の受け取りです。

 

夕食を済ませた後は、残るサバ10匹を夜の海に投入するも、

案の定ウツボの猛攻に遭い、この日も早々に就寝。

 

DAY 3

04:00 4度目の見回り、弁当の配布、釣れた魚の回収。

 

朝マヅメに、私が40cmのスマガツオを1日追加。

 

その後もキープキャスト

私はトップウォーター、K山はジグを投げ続けたものの魚からの反応は得られず

 

 

・・・ストップフィッシング。回収の時間となりました。

長いようであっという間、2泊3日の男女群島釣行、終了です。

 

ワン🐾ポイントメモ

今回の釣行での自分なりのく

 

♧ 男女群島 2泊3日の釣行を終えて ♧

✔︎ 出港の2時間前に到着するべし

✔︎  磯に降ろさないクーラーボックスには、事前に氷を入れておくべき

✔︎  携帯性を極めたクーラー、ドンゴロスは必須

✔︎ 沖磯の磯泊まりはテント必須、ただし組立てには2名必要

✔︎ 改めて感じた、トップウォーターの可能性

 

 

夢にまで見た男女群島。

 

振り返ってみればあっという間でしたが、ここに至るまで約8ヶ月、釣行費用4万円は、小遣い制妻子持ちサラーリーマンにはとても安い金額ではなく、これを補填するためにメルカリやポイ活を駆使して金策に走り、涙ぐましい努力を継続した甲斐がありました。

 

この1泊2日のキャンプは総勢約15名でしたが、全体における釣果自体は芳しくなかったようで、ますます私たちが降ろしてもらった黒崎鼻というポイントのポテンシャルの高さを感じました。

 

前編でも記載しましたが、同行した友人K山は生粋のジグマン、逆に私はトップウォーターオンリー(状況によってジグも投げますが)でして、お互い得意とする攻め方が違うことで、表層からボトムまで、幅広く情報が取れるというメリットがあり、これにより黒崎鼻の攻略に臨んだところ、今回は、トップウォーターに軍配が上がりました。

 

そこで改めて感じた、トップウォーターの可能性ということで、

やはり一般的に言われている、トップウォーターに大型が出やすいという点について、私の持論をまとめてみました。

 

✅ 大型回遊魚は、ジグの素早い動きを追いかけるよりも、遊泳力が弱った魚を『水面近くで』捕食する方が効率が良いことを分かっている(逃げ場がない)

✅ 仮に大型の回遊魚がジグの動きに反応したとしても、捕食活動に活発な小さな個体(早く成長するため)の方が、機動力が高く、先にジグにヒットする

 

つまり大型になればなるほど、いかに体力を使わずにエサを捕食できるかということを考えているため、水面での捕食に積極的なのではないか。

ガンガン潮が流れている場所よりも、ちょっとした小場所に身を潜めていることが多いと聞くのは、そういう理由からかなと思いました。

 

※ ジグが大型キャッチに不向きだと言っている訳ではありません。かくいう私も、もともとは トップ < ジグ派 だったので。

しかし、前編で記載したとおり、私はヒットした場所からファーストランで多少持っていかれる可能性が高いことを前提として、ボトムまでの距離を重要視しているので、仮に大型をボトム付近、ジグでヒットに持ち込めたとしてもボトムから引き剥がし、水面までリフトしてくる自信もロッドパワーもないので、トップを多用するようになったという経緯があります。

 

書きたいことが多すぎて、まとまりのない記事になってしまいましたが、結論、目標とは達成してなお課題が積み上がっていくものであると実感。

終わりはないんですね。この究極のRPGには。

 

我々に必要なのは、課題を見直し、多角的な側面から仮説を立てる想像力、失敗を恐れず仮説を実行に移す行動力、そしてなぜ失敗したのか、そこから次の課題を生み出す分析力です。

まさに人生に必要なことを、釣りから学んでいる気がするw
ミルコ
ミルコ

 

次はメーターヒラスズキを目標にするか・・・

そう言えば、本釣行で余った余剰金を担保に、ヒラスズキタックルのグレードアップを画策しておりますw

 

手元にそろい次第、記事に載せようと思いますので乞うご期待!!

 

読了ありがとうございました!!