ヒラマサ狙い・・・のはずが。友人Kと壱岐島遠征 魚影濃!島民親切!アクセス良!魅力しかない壱岐島!
- 2021.04.24
- 釣果記録


先週、弾丸で敢行した釣り遠征のお話になります。
同じ福岡在住の友人Kと2人での釣行。
フィールドは長崎県の壱岐です。

(友人Kとは幼なじみ、ひと月の休みを全て釣りに捧げる強者です。
最近、ゼナックのミュートスアキュラの発注をかけ、着弾待ちだそうです←マニアックな話なのでスルーして下さい。)
壱岐について
まず壱岐についてご紹介します。
壱岐は、福岡と対馬のちょうど中間、玄界灘のどまん中に浮かぶ人口26000人程度の離島です。
博多港からフェリーで約2時間、ジェットフォイルで約1時間ほどの距離で
福岡の釣り人から、身近な釣りの聖地として親しまれています。
壱岐の有名な観光地や特産品については次のとおり。

まずは猿岩!言わずと知れた代表的な壱岐の観光スポットです。
猿の横顔に見えますね!

東側に位置する石田町には、中国の歴史書「魏志倭人伝」にも登場する弥生時代の環濠集落「原の辻遺跡」があります。出土品は国の重要文化財に指定されています。

続いて特産品です。
有名な海産物としてウニがあります。
この島のウニを食べると、残念ながら回転寿司でウニを頼もうなどと思うことはなくなります。
また、壱岐は麦焼酎発祥の地としても有名です。
毎年7/1は壱岐焼酎の日として、島民はみな焼酎で乾杯するそうですよ。
https://ikishouchu.com 壱岐焼酎委員会 HP
それに松坂牛と並ぶとされる和牛肉、壱岐牛も有名ですね。
割とあっさりしていて、とても美味です。
以上、九州における身近で魅力的な離島、壱岐のご紹介でした。
今回のターゲット
今回の釣行で狙う魚は、

ヒラマサです。
4月は産卵時期に入り、大型が狙えます。
この魚の特徴は、とにかく引きが強い!!
身体が持っていかれるほどです。

本当に引きづりこまれます。

昨年の4月、私はこの壱岐で、想定外の大物に大負けしました。 ↑これです。
この時の経験が忘れられず
いつの日かリベンジを果たそうと、装備を強化しています。
もちろん今回の遠征の目標も、大型ヒラマサを釣り上げることです。
遠征当日 「お約束」の悪天候
フィリピン東部に台風が発生。
玄界灘も荒れ模様。
釣りができないほどではないですが・・・私とKはいつも天候に恵まれません。
もともと、渡船を使って沖磯に渡ろうと思っていましたが
この天気予報では車で島内をまわり、風と波を避けながら釣りをするべきか・・・悩みます。

そんなことを悩みながら当日を迎え
私たちは大荷物を抱えて、夜中のフェリーに乗り、壱岐に向かいました。
壱岐に到着 海は大時化
夜中の2時に壱岐に到着!!
案の定、海は大時化!!
結局、Kと話し合った結果、島内で遊漁船業を営む「勘八」の吉井船長にお世話になり、沖磯に渡してもらうことになりました。
船長がフェリーターミナルに準備してくれた車に荷物を積み
遊漁船の係留場所に向かいます。
車で約20分、船の係留場所に到着。
今日はこの遊漁船勘八の船内で休みます。
3時間後の朝6時に出港予定です。
朝マヅメ(魚が活発になる朝のゴールデンタイム)
朝5時、波の音で目が覚めました。同時に風の音も聞こえ、悪天候を確信。
時折、強風で揺れた船体が岸壁に押しつけられ、揺れを感じます。
友人のKは、まだ船内のベンチシートの上で、毛布にくるまっています。
1台の軽トラックが岸壁に到着。
勘八の船長です。

・・・どうですかね〜?
船長「元気そうやねー!西の風12m、思ったより風がおさまらんやったね。残念やけど、今日は安全のため沖磯はやめとこうか。その代わり、車は好きに使ってくれていいけん!」
と言うことで、沖磯は諦め、島内の地磯を回ることに決まり、
そんなこんなで朝マヅメの貴重な時間を逃してしまいました。
ヒラスズキを狙う
西の風12m、波高2mから2.5m・・・
正直、この天気でヒラマサを狙うのは合理的ではありません。
そこで狙う魚をヒラスズキに変更!

この魚は、海が荒れた日に活発になる魚で、今日のような日が釣りに好条件となります。
(もちろん危険度は格段に上がります。装備をはじめ安全面には十分に留意して楽しみましょう。)
平均的なサイズは40cm〜60cmで、大きい物になると1mを超える個体もいます。
そして非常に美味な魚です。


今回は、このサイズを超えるヒラスズキを狙うことにします!
ヒラスズキの反応は
8時30分、壱岐の北西側で実績のあるポイントに来ました。
今回、夢中になって写真を撮るのを忘れてしまいました。
イメージとしてはこんな感じの場所です。

ヒラスズキが釣れる要件は3つ。
✅ ベイト(餌の小魚)
✅ サラシ
✅ 潮の流れ
これがひとつでも欠けると、釣果には繋がりません。
沖のシモリに波があたり、沖側に払い出すサラシ(白い泡)を発見。
この下にヒラスズキが隠れています。
1投目、トップウォータープラグ(水面で逃げ惑う小魚を演じ、水面を意識している魚を誘うルアー)で誘って行きます。
サラシの奥から丁寧に誘い、ちょうど払い出す流れにルアーが入った瞬間
水面を割り、水しぶきが!
ヒラスズキがヒット!!
銀色の尾びれを見せて豪快に食いついてきました!
しかしここは魚を寄せてくるのが極めて難しいポイント。
一瞬のうちに魚が力いっぱい下へと潜ります。
PEライン(釣り糸)が岩に乗る瞬間、とっさに一旦リールのベールを返しました。
たまたま左から吹いた風に救われ、ラインを岩から離します。
隣の岩にジャンプ!立ち位置を変え、竿を横に倒す!
エラ洗いをうまくいなしながら、PEラインが岩に当たって切れないように魚をうまくコントロールして・・・

銀色の魚体がみえました。サイズは推定60cm。
久しぶりの感覚です。
あとは波を使って魚を陸に打ち上げよう・・・としたところ、

まさかの痛恨のフックアウト。
あと一歩でした。
今年はこんな感じでバラすことが多い。
チャンスを物にできない。
しかしまだ1投目、気を取り直して再びトライします。
しばらく時間を置き、今度はミノーを投入!
が結局、このポイントでの結果、
3バイト3バラシ。
結論を言うと、本遠征、魚からの反応はこの場所からしか得られませんでした。
場所を変更するも・・・
午後から徐々におさまる予報だった風、波は一向に減衰せず、
色々な場所を探し歩き、ルアーを投げますが反応はありません。
ルアーのサイズを変えてみたり、緩急をつけた誘い方でリアクションバイトを誘ってみたり・・・できる限りの手は尽くしましたが・・・
結局、私の知っている実績ポイント全てを回りましたが、ヒラスズキを釣ることはできませんでした。
次こそ・・
今回も天候に恵まれず、思うような釣りが出来ませんでした。
友人Kも、魚からの反応はあったものの、モノに出来ず不完全燃焼だったようです。
今回お世話になった遊漁船 勘八のHPをご紹介します。
船長は気さくで話しやすく、なんでも相談できる方です(^ ^)
何より釣り人想いです。
現場での車の手配や宿はもちろん、細かな気配りを図ってくれて、我々の夢を追う気持ちを応援してくれます。
漁場としては、壱岐島内の北から西側全般の沖磯をメインに案内してくれます。
またオフショアの面倒も見てくれますし、シーズンに入れば七里ケ曽根まで乗せていってくれます
次回は沖ノ島への釣行を予定しています。
5月の沖ノ島って釣れるのかな?
これで今年に入って5戦5敗。
いいかげん、釣りたい・・・
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