キャスティングゲームにおけるエアノット&PEライン劣化防止 画期的ラインシステムをご紹介


今回読者の方から、
「前回記事で登場したラインシステムを知りたい」
との質問をいただいたので、早速ご紹介したいと思います。


とても励みになります。
新ラインシステムとか言っていますが、このシステム自体は1年以上前から存在していて、主にオフショアのキャスティングゲームで生まれたこのシステムは遊漁船IZANAGI船長考案のようです。
ショアにおけるこのシステム有効性は、前回釣行で確認済みです。
アシストPEラインを使用する理由
エアノット&PEライン劣化防止
このラインシステムには、ロックショアゲームにおいて死活問題とも言えるライントラブルの低減が目的です。
このラインシステムを導入して、2回釣行に向かい、トータル100回以上キャストしていると思いますが、トラブルはありませんでした。
使用するアシストPEラインはこれ!
YGK スクラムアシストライン16
号 | カラー | 長さ | 販売価格 |
5号 | ブルー | 5m | ¥850 (税込¥935) |
6号 | ¥850 (税込¥935) |
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8号 | ¥850 (税込¥935) |
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10号 | ¥950 (税込¥1,045) |
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12号 | ¥1,050 (税込¥1,155) |
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20号 | ¥1,200 (税込¥1,320) |
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25号 | ¥1,400 (税込¥1,540) |
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30号 | ¥1,400 (税込¥1,540) |
5号 | ホワイト | 5m | ¥850 (税込¥935) |
6号 | ¥850 (税込¥935) |
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8号 | ¥850 (税込¥935) |
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10号 | ¥950 (税込¥1,045) |
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12号 | ¥1,050 (税込¥1,155) |
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20号 | ¥1,200 (税込¥1,320) |
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25号 | ¥1,400 (税込¥1,540) |
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30号 | ¥1,400 (税込¥1,540) |

8号であれば、大型の釣具店に行けば手に入れることができます。
私は8号をメインに使用(手に入らないので)していますが、むしろ8号はコシがあり、5、6号よりもハリがあって「こっちの方が良いんじゃない!?」と感じているところです。

スクラムシステムはこんな人におすすめ
✅ キャスティングゲームにおけるエアノットに悩んでいる人
✅ 太いショックリーダーを使用している人
✅ ショックリーダーを長めに取っている人
エアノットの原因
原因は、FGノットの結束部とPE本線の太さの違い。(だと思う)
キャスティング時のラインの動作イメージ⬇️
キャスティング時にFGの結束部がガイドに接触することで
PE本線が前に出ることでエアノットが発生しているのではないか。
そしてこの結び目がガイドに接触するたびにガイド自体を傷つけているのではないかと。
スクラムシステムは、結び目との段(太さの違い)を解消し、この現象の発生を防止することが目的です。
実際に組んでみよう
♧ 完成までの流れ ♧
1 PE本線にスクラムアシストラインを被せる
2 PE本線とショックリーダーをFGノットで繋ぐ
3 スクラムアシストラインをPE本線に編み込む
作業工程としてはこのようになります。

慣れれば現場でも5分程度の
作業だと思います。
それでは実際に組んでいきましょう。
裁縫針 1本
糸通し 1個
1 PE本線にスクラムアシストラインを被せる
⬇️ 青&黄色がPE本線(6号)
⬆️ 白がスクラムアシストライン(8号)です。中は空洞になっています。

まず、スクラムアシストラインを指でグリグリってやると
こんな感じで少し膨らみます。
ここに、PE本線を通した針を差し込んでいきます。

糸通しを使うと早いです。
ブスッと差し込みます。
この時、スクラムの長さは10cm以上取るようにしてください。
指先で針先を動かし、スクラムアシストラインを後方に溜めていくイメージ(ルーズソックスのイメージ)で押し進めていきます。
最終的に、スクラムアシストラインのエンドに到達すると、
このような感じでズボッと貫通します。
これでPE本線にスクラムアシストラインが被さりました。
こんな感じです。👇
2 PE本線とショックリーダーをFGノットで繋ぐ
貫通したPE本線で、いつもどおりFGノットを組みます。
スクラムアシストラインをリーダーまで寄せて、
余ったPE本線でスクラムアシストラインの上からヒッチを入れていきます。
私は10回、ヒッチを入れましたが、不安な方は多めにヒッチを入れても問題ないと思います。

3 スクラムアシストラインをPE本線に編み込む
次は反対側。
針を刺して挿入した側、10cm以上長さを取った方ですね。
指でスクラムを滑らせて、PE本線と馴染ませます。
余ったスクラムアシストラインの端末で、ヒッチを入れていきます。

こちら側のヒッチを入れるときの注意点としては、1回目のヒッチは、リーダー側(スクラムが縮む方)に力を加えるとスクラムが滑ってたわみます。
なので1回目のヒッチは、スクラムがたわまないよう、反対側(リール側)の方に引くようなイメージでしっかり決めてやりましょう。
使用感&実釣の感想
エアノットゼロ&結び目のガイド干渉も軽減
以前、スペーサーPEを入れていた時は、ライントラブルに見舞われることがあり、加えて、結び目がガイドを通過するときの音が気になっていました。
このラインシステムは、スペーサーと同様、結び目が2箇所ありますが、前回釣行では100回以上のキャスティングにもトラブルなく、さらにキャスティングの際の干渉音も軽減され、ストレスフリーになりました。
飛距離も向上したのではないかと感じます。
参考にさせていただいた、D-CROWさんの龍の巣チャンネル。
これが一番分かりやすかったです。
動画にも出てきますが、ラインの締め込みで手を痛めることがあるので、しっかりと締め込む際は道具を使用した方が良いです。
私は「昌栄システムスティック」を使用しています。これにPEやショックリーダーを巻き付けて締め込みます。
そのほかにも、オススメ(私も欲しい)が、
「スタジオオーシャンマーク エンドノッター」です。
これも、このラバー部分にPEやショックリーダーを巻き付けて使用するのですが、昌栄システムスティックに比べ重量感があるので取り回しが良いというか、とにかく使いやすいんです。
あれば非常に便利!ってやつです!
しばらくは、このスクラムを使用したラインシステムを採用するつもりです。
皆さんも現在のラインシステムに不安や不満があれば、ぜひ、お試しください。
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