🐶ミルコ 子どもに対するお金の教育〜お金に強い子に育って欲しい
- 2021.04.29
- 投資・節約


社畜12年目にして、ようやく「人生は有限である」ことに気づき、47歳でサイドFIRE達成を目標にする男、ミルコです。
最近、自分がお金について勉強する中で、子どもたちにも正しいお金の知識をつけてほしいという思いが芽生えました。
数多くのの書籍やYoutuberの方々がおっしゃられているとおり、残念ながら日本の学校教育では、お金のことを勉強する時間は0です。
1分たりともありません。
したがって、子どものお金に対する価値観は、100%親から遺伝するということになります。
20年近い歳月をかけて親から植え付けられられた価値観は、いざ変えようと思ってもなかなか簡単に変わるものではないと思います。
価値観を変える方法はたったひとつ。
誰かに塗り替えてもらうしか方法はありません。
私は去年、後輩から塗り替えてもらいました(笑)
しかし、6歳と4歳の子どもに、どのように教えれば良いのか
今回は自分の勉強も兼ねて、私がこれまで読んだ本の解説に基づき、お金というものの考え方についてまとめてみようと思います。
お金ってなに?
お金について調べてみると、次のとおり書かれています。
価値の保存 (りんごや魚のように腐ることなく価値を保つ)
価値の交換(モノやサービスと交換するツール)
価値を測るもの(モノやサービスの価値を測る尺度)
お金はただの紙切れですが、これらの価値を入れる器のようなものであると考えることができます。
たくさんのお金を持っていれば、それだけモノやサービスと交換できる量も増え、それだけ選択肢が増えるということです。
お金と時間 どっちが大事?
皆さんはお金と時間どちらが大切か?と聞かれたら、なんと答えるでしょうか?
価値観は人それぞれとは思いますが、私は、圧倒的に時間の方が大切だと思います。
お金と時間は同じ価値ではありません。
なぜならお金は働けばいつでも取り戻すことができますが、時間は2度と取り戻すことは出来ません。
人生は有限です。時間より大切でかけがえのない物はありません。
お金より時間の方が圧倒的に大切なのです。
なぜお金が必要?
なぜお金が必要なの?
数ヶ月前に、実際に娘から質問されたことです。
なぜお金が必要なのかという問いに対しては、
働かないとご飯を食べられないからだよ
程度のことしか、答えられませんでした。

当然のことながら、お金がなければ食べることも出来ませんし、社会的に十分な保障を受けることができません。生活を彩るために必要なものを買ったり、自分の見識を深める体験も出来ません。
これらのものを得るために、お金が必要です。
つまりお金があれば、選択肢が増えることになります。
今、私は娘から同じ質問をされたら、
人生に必要なものを選択するために、必要なもの(道具)だから
と答えると思います。
逆に言えば、人生において必要なものが得られるだけの目標資金が貯まってしまえば、時間を犠牲にする必要がなくなります。
つまり必要に迫られて働く必要がなくなるということです。
貯まったお金を時間に変えるという考え方ですね。
お金は、時間も買うことができるのです。
どうやってお金をもらうの?
私は、お給料について子どもに説明するとき、どのように説明すれば良いか迷いました。

一生懸命働いから、働いた分だけのお金がもらえるんだよ
人にものを売って、売れたお金の一部がもらえるんだよ
間違ってはいないんでしょうが・・・
どうしても抽象的な説明になりがちです。
はたしてこれは正解なのでしょうか?
ミアン・サミさんの「お金の教育がすべて」を読み、この本に書かれていることが非常に参考になったので、ご紹介させていただきます。
価値は、誰かの問題をいかに解決したかに対して支払われる対価であり報酬である。
お金の教育がすべて。 7歳から投資マインドが身につく本 ミアン・サミ著
要するに、世の中の全ての人が問題(お腹がすいた、髪を切りたいネットショップで買ったものを家まで届けて欲しい)を抱えていて、それを解決してほしいと願っており、その問題を解決したお店や企業にお金が支払われるということです。
なるほど。当たり前のことですが、感銘を受けました。
誰かの問題を解決することで、お金は創り出されています。
娘には、
困っている人の問題を解決して、そのお返しの価値として、お金がもらえる
ということを伝えました。
もちろん、お金を払うということは、自分の問題を解決してもらったということも含めて。

お金は、この社会を動かす血液と同じ役割を持っているということです。
正しいお金の使い方
続いてお金の使い方についてです。
正しいお金の使い方とは何なのでしょうか?
結論から言うと、価格ではなく価値で判断した上で、高い幸福度がもたらせれられれば、それは正しいことお金の使い方だと言えます。
しかし私もついやっていまいがちなのが、値下げ品の無駄買いです。

割引シールやタイムセールに弱いんですよね。
セミリタイアを目指す私が、節約術で参考にしたのが、この本です。
おけいどんさんによれば、物欲は、欲しいと思った時ががピークで、その時は正確な判断ができないから、一度家に帰り、本当に必要なモノなのか、冷静になって考えるそうです。
そのようなモノは、実は意外と必要ではないことが多いとのことです。
私は割とモノの価格で判断してしまいます。
そのため、それが本当に必要なモノなのかどうかを冷静に判断するために、おけいどん式「一旦家に持って帰る」を実践しています。
確かに、これにより衝動買いという無駄なキャッシュアウトが削減されたと感じます。
このほか、本書には多くの節約術が紹介されています。
その出費、必要ですか?
本書で紹介されている、1年で100万円 貯めるために今すぐSTOPすること
- タバコを吸っている人は、今すぐやめる
- 休憩中の缶コーヒーをやめる
- 自販機で飲み物を買わない
- スポーツ紙、新聞を買わない
- ゲームアプリの課金をやめる
- 「期間限定」「この店限定」など”限定品”に飛びつかない
- タイムセールは基本的に無視 etc…
ジュニアNISA口座を開設
娘の名義で、ジュニアNISA口座を開設し、
バンガード・トータルワールドストックETF
を購入しており、現在70万円を入金中。
毎月8万円を積立て、娘たちの老後資金のプレゼントとして、合計100万円を運用します。
このETFから受け取れる配当金を教材に、配当金を再投資するのか、または配当金を積立てて個別株を買うのか、別のETFに分散投資するのか、娘たちと相談して一緒にマネーリテラシーを高めていこうと考えています。
結局はお金の知識が幸せに繋がる

色々な書籍を読みましたが、どの書籍において共通して書かれていることは、
- 一番大切なのは、お金に関する幅広い知識、すなわちファイナンシャルリテラシーを身につけること
- 学校の成績は、経済的な成功とは無関係
です。
どうしても、日本人の発想の中には、
お金儲けは汚い、借金は悪だ、株や投資はギャンブルだ
という偏見が根強くあると思います。
私も親から、そのように言われて育てられました。
なぜそのような発想が生まれるか、理由は簡単です。
私の親がお金に対する正しい知識がなかったため、私に対して、正しい金融教育ができなったからです。
まずは、私たち親がそのような偏見を排除して、お金から感情を切り離し、正しい知識を身につけなければならないと感じます。

子どもの脳は6歳まで、全開放状態だそうです。
生物学的に、人間は動物の中ではかなりひ弱な状態で生まれてくるので、とにかく生きのびるために脳を全開放状態にして、危険察知能力や生きる知恵など、ありとあらゆる情報を取り込むそうです。
この時期において、親がお金についてポジティブなイメージを教えることが出来れば、お金に対する前向きな信念を形成します。

私もまだまだ人に教えるほどの知識はありませんが、これから子どもたちと一緒にお金について学びながら共に成長したいと思っていますし、ひいては彼女たちがお金について正しい知識と理解を持ち、自分たちらしい豊かな生活を送れることを切に願っています。
そして私自身もセミリタイアを達成し、多様な生き方があることを体現して、自由な人生を娘たちに教えることができればと考えています。^_^
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