【ショアドリーム / 実現】 遂にメーターオーバー ヒラマサをキャッチ!《新ラインシステム》が功を奏す!
- 2021.09.06
- 釣果記録


火付け役は友人Kである。
(以降、「K山」と呼称する。)
大分県の某フィールドを主戦場に、ボートジギングを得意とする彼。
8月中旬、この日もこのフィールドに足を運び、遂にモンスターを捕獲したとの吉報が届きました。
写真の表情から伝わる歓喜と興奮。
その場に居れなかったことが残念極まりないですが、
毎度釣行を共にする戦友の勝利報告は本当に嬉しい限りです。

しかし一方で、次は俺が・・・!!
釣り人の性がうずきだし、
無駄にリールメンテナンスをしたり、
ラインシステムを組み替えたり、
用事もないのに釣具屋を出入りしたり、結果

当然こうなるわけです。
仲間の吉報は起爆剤です。
いつもであれば、釣行計画を立てる際、まずは周囲からの情報収集、最近の海象模様、目的地選定、目的地のベイト情報・・・
これら情報をもとに総合的な戦略を構築して行くところ、欲望が先行して冷静な判断ができなくなります。
さらに追い討ちをかけたのが、友人Switchからの釣果情報。
私はこのナイトヒラゲームに誘われていたのですが、諸般の事情で参加できず。
奇しくもこの日、同行した同級生M(素人)がヒラ爆裂ヒット。
弾丸の計画ながら2人ともヒラのキャッチに成功したと聞き、なおのこと欲望が掻き立てられます。
釣りたい。
デカいヒラマサ…
この時、私の頭の中に、ある人の顔が浮かび上がりました。
本釣行のキーパーソンSさん
大型の夏マサ狙い、今回の目的地は…
以前、当ブログに記録した2021年1月、K山との大時化壱岐釣行。
青物狙いだったこの日、悪天候によって本来の目的は達成できなかったものの、釣果よりも何倍も価値がある出会いを得ました。

壱岐の海を知り尽くす吉井船長は、人当たりが良く、
物腰柔らかい素晴らしい方です。

この日、勘八の乗船客は2名、2名の合計4名。
この相手グループのひとりが、今回メーターオーバーキャッチに至るアドバイザーのSさんです。
朝起きると、見るからに渡磯不可能な時化具合。
にも関わらず、船長は乗せてくれる予定だった火島の様子をうかがう為、出港してくれました。

結局、この日は大時化のため、4人で車に乗り込み、地磯をまわることとなりました。
結果、本釣行、目当てのヒラマサキャッチには至りませんでした。
しかしながら、長年大型ヒラマサを追いかけ、多くの経験と実績を有するSさんからたくさんの情報をもらうことができた有益な釣行となったわけです。
このような縁を大切にしたいと思いから、季節の変わり目を目安に、私の方からSさんに連絡を入れるようになり、半年以上、情報交換を続けてきました。

天パの白い犬です。

どこに行ったら釣れますか?
他力本願すぎるこの質問に対しても、親切なSさん。
Sさん「この時期なら、○○の○○って沖磯がいいと思いますよ!自分たちも数週間前にアベレージ5kgをかなり釣りましたし!」
話によれば、その場所は水深と海底地形の関係上、かなり強引なファイトが要求されるようです。
それに加え、あまり認知度も高くない場所であるため、先客も少ないとのこと。
なるほど。貴重な情報をありがとうございます。
ということで、今回の目的地は、Sさんが苦労して足で稼いだ情報をもとに見つけた『アツい磯』。
ここにK山と渡ることにしました。
新ラインシステムの導入
K山から、「画期的なラインシステムがある」と聞き、
私も取り入れてみることに。
メインPE | ダイワ(DAIWA) UVFソルティガデュラセンサーX8+Si2 6号 300m |
スペーサーPE | サンライン(SUNLINE) シグロン PEx8 8号 3〜5m |
ショックリーダー | よつあみ エックスブレイド(X-Braid) キャストマン アブソーバー 140lb 3〜4m |
これまで、スペーサーpe8号を使用していましたが、
YGK PEアシスト スクラム を使用したラインシステムを採用。
メインPE | ダイワ(DAIWA) UVFソルティガデュラセンサーX8+Si2 6号 300m |
アシストPE | YGK アシストライン スクラム16 8号80lb 50cm |
ショックリーダー | よつあみ エックスブレイド(X-Braid) キャストマン アブソーバー 140lb 3〜4m |
目的は、エアノットの解消と、ノットがガイドを抜ける時の干渉を少しでも低減させることです。
タックル紹介
青物用タックル | |
ロッド | MC WORKS RAGING BULL 104XF-2 |
リール | SHIMANO STTELA SW 8000HG(20 STTELA SW14000HG スプール使用) |
PEライン | ダイワ(DAIWA) UVFソルティガデュラセンサーX8+Si2 6号 300m |
アシストPE | YGK アシストライン スクラム16 8号80lb 50cm |
ショックリーダー | よつあみ エックスブレイド(X-Braid) キャストマン アブソーバー 140lb 4m |
13ステラは替えスプールに互換性があるので、8000HGでも14000HGのスプールに換装可能です。
某海域の『アツい磯』へGO
しかし目的の沖磯は先客あり
04:00 出港。
目的地までは40分程度とのこと。
期待に胸を弾ませるも40分後、現実を突きつけられる。Sさんから教えてもらった沖磯には先客が…。
この手の流れ、多くの場合釣果に恵まれないことが多い私とK山。
嫌な予感が立ち込める。
地の利がない私たちは、もはや船長に全てを委ねるしかありません。
目的地から南西に1kmほどでしょうか。
割と地磯よりの沖磯に乗ることが決まりました。
スタートフィッシング
船長「心配せんでも、ここも青物回ってくるけん。」
餌師のお客さん「ここは実績あるけんが頑張って投げりよ!!」
目的の磯に乗れず、その悲壮感が顔に表れていたのか
渡磯の際、色々なお客さんから励ましとも取れる前向きな言葉をちょうだいする。
その言葉を信じて準備開始。
ここまで来ると選択肢はない。
やるしかないのだ!!

朝まずめはヘビータックルを振り回す。
干潮潮止まり付近からのスタート。
ベイトの気配はあるものの、朝マズメは不発
沖には良い潮のヨレができてはいるものの
逆に潮目から外れた内側のワンド側にベイトが溜まっている様子。
かなり小さい5cmサイズのキビナゴと10cmほどのダツだと思われます。
時折ベイトが騒ぐものの、明確な青物の気配はなし。
手分けして撃ち続けます。
ここまで小さいヒラマサらしきチェイスがあったのみ。
その他、何の反応も得られません。
静寂 平和な海
08:00
鳥が飛ぶわけでもなく、ベイトが追われるわけでもなく
ピタリと生命活動が止んだ時間帯。

一般的に夏マサは大きなベイトを意識していると聞くので、ここまで、20cm前後のプラグを投げ倒してきましたが、ここは明らかにベイトが小さい。
ルアーサイズをミスったか?
というかフィッシュイーターがいないんじゃね?

しかしいつ訪れるかわからないチャンス。
投げ続けなければ、その一瞬のチャンスは掴めない。
ここで登場、ポッパー信者の私が大好きなKM工房 ティンバーくん。
アクション時のレスポンス、浮き上がりの良さ、安定し且つド派手なポップ音、自分のアクションスタイルと相性が良い気がします。
半年前、沖ノ島でライントラブルによりロストし、ようやく手に入れたルアー。
久しぶりのこのルアーを投げられる歓び。
さっそく、足元の磯際沿いにキャストし、アクションチェック。
1投目。
このサイズ感(15cm)で70g。
安定した飛行姿勢と飛距離!
水絡みの良さ、ティンバーの奏でるポップ音と水飛沫。
こういった時間帯は好きなルアーの操作して、アクションを確認しながら遊ぶに限る。
これこれ!この感じ!

半年ぶりの感触を確かめながら3アクションほどさせたところ、ティンバーの背後、10mほど後ろに何かが見える…

これはまさか。
次の瞬間!
ものすごいスピードで海面を切り裂く背びれが一気にティンバーに接近!!

1発目!
尻尾で海面を叩きつけるような動きを見せミスバイト!!

そのしぶきと波紋のデカさ💦
良いサイズであることを確信。
2発目は下方向から突き上げるような動きでミスバイト!!

その間もリズムは変えず、一定の感覚でティンバーを引いてくる!
と同時に、

そんな逃げ腰的発想も頭を駆け巡る。
3発目!
ドカーン!!!
水面爆発!!
しぶきが大きくて何も見えない!
しかしティンバーが海中に消えていくその一瞬だけは、この目で捉えました。
瞬間的にロッドのバットに重さが乗り、肩を外されるかのごとき突っ込みを見せる。
ぐおッ…!!!
フッキングもそこそこにすぐに浮かせの大勢に入ります。
すると、そのままこちら側(足元)へ一気に猛ダッシュ!!
しかしこのヒラマサ、目の前の壁に潜り込む場所がないことに気づき、『あれっ!?』て感じ。
『しまった、どうしよう…!』的な動きをしています。(これ本当w)
今だ!!!とばかりに、一気にポンピングで寄せ、首吊り状態まで持っていきます。
しかし体力を消耗してないので、メチャメチャ暴れる!!
何とか耐えながら、頭を水面から出させ
空気を吸わせて弱らせます。
立ち位置から向かって5m左側は、足元がオーバーハングになっているので、そこに走られると厳しい!
しかし、この新ラインシステムにより、リーダーを4m取ることができており、さらにこのスクラムがメインPEの保護の役割をはたしているので精神的には少し安心です。
とは言っても相手はデカいヒラマサ。
油断はできません。
しかも、ランディング場所を決めておかなかったことが仇となり硬直状態。
強烈な首振りに耐えながら、K山のアシストを待ちます。
ここでトラブル発生。
事前に準備していたギャフが全然刺さらない。
ギャフの先端がクルクル回ってギャフ撃ちが決まらず、何だかんだしていると針が1本に。
このままだとバラすのも時間の問題と判断。
K山にハンドランディングをお願いして何とかランディング成功!!
遂にメーターヒラマサをキャッチ
これまでの自己記録は81cm。
そして今回のヒラマサ。
計測の結果、102cm、6.8kg

そしてすごい顔!!
もはや恐怖すら感じさせるこの出立ち。
狡猾な動きを見せたこのヒラマサ。
K山のハンドランディングのおかげで、何とか…
何とかショアからメーターオーバーのキャッチに成功しました。

当初の目的地『アツい磯』に瀬替わり
08:30
瀬替わりのタイミング。
メーターオーバーをキャッチしたことを報告。
船長「本当ね!?よかったよかった!」
餌師のお客さん「え!?本当!?… な💦だから来るって言ったろうが」
… 本音を言うと皆、厳しい状況を想定していたんでしょう(笑)
船長から、
「2人とも、◯◯見に行ってみるね?」と提案。
Sさんおすすめの瀬に是非とも乗りたい我々は
『アツい磯』に向かうこととしました。

ここの遊漁船も非常に対応が暖かい。
ストップフィッシング〜納竿〜
結論から言うと、アツい磯に乗ることができたものの、この場所では魚の反応を得ることはできませんでした。
しかしSさんの言うとおり、かなり複雑な海底地形と潮流が絡む、1投目から魚が出てもおかしくない魅力的なフィールドでした。

次回は、ぜひ朝イチでこの磯にアプローチしたいと思います。
釣行家計簿
渡船料金 | 13,000円 |
食料 | 0円 |
交通費 | 2,500円 |
合計 | 15,500円 |
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まとめ
今回、友人の吉報に乗っかり、バタバタの釣行計画となったのにもかかわらず、自己記録を塗り替える釣果も得ることができました。
もちろん、人の下駄を履いて高いところから物を言うつもりはなく、これはひとえに、Sさんの助言なくしては語れない結果であることは言うまでもありません。
Sさんへの釣果報告とあわせ、次回一緒に釣りに行くことを約束し、改めて釣りというスポーツは、コミュニティが広ければ広いほど有利だと言うことに気づくきっかけとなりました。
✔️ 釣りが結ぶ縁は自分から拾って大切に
✔️ 嫌な予感、釣れない予感の時こそキープキャスト
✔️ 新ラインシステムは好感触!ライントラブル激減
本記事で触れた
YGK アシストライン スクラム16 8号80lb
を使った新ラインシステム。
これにより、今までFGの結び目がガイドを抜け時に干渉することで発生するエアノットがなくなり、さらにキャストのたびにガイドを傷つけているのではないかと言うストレスから解放されました。
キャスト時のノイズも小さくなったので、ズバッと振り抜き、シュイーンてな感じでルアーが飛んでいきます。
これは別記事でご紹介…。
今釣行では目標の10kgオーバーには届かずとも、初のメーターオーバー、志を共にする友人と手にすることができ幸せです。
次はもちろんショアから10kgオーバーをキャッチ。
Switchが意表を突いてくるか…。

秋のハイシーズンが待ち遠しい限りです。
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