我が家はセミリタイアにいくら必要?「FIRE研究家ふくわらさん」の検証結果を参考に資産額シュミレーション
- 2021.06.03
- 投資・節約


6月になりました。今月は諸般の事情により、大幅な収入減少が見込まれます。
今後も予想されるこのような局面で、いかに不足分を補填するか、支出をコントロールできるかが試される期間となりそうです。
資産1000万を目前に控え、もうすぐ大台に乗る!なんて言っていた矢先、目の前に暗雲が立ち込め、落ち込み気味の私に対し妻は、

時間を有効活用して、ゆる〜く自己投資しよう
と励まされました。
妻の言うとおり、何を失ったかではなく、それによって何が生まれたかという視点を持つことが大切だと気付かされました。
お金を貯めることはもちろん大切ですが、私はお金を貯めるという行為そのものが目的化していたので、必要以上に不安に感じたのかもしれません。
焦らずに、ゆる〜く暮らします。
さて、これまで、47歳でセミリタイア達成を目標!と高らかに宣言していたものの、その具体的な必要資産額と取り崩し率については、ざっくりとしか計算していませんでした。
どういうことかと言うと、要は、
年間生活費の25倍がFIRE達成の必要資産額
セミリタイアは半分を労働収入で補うので、⬆️の半分が、セミリタイアに必要な資産額
といった感じです。
しかし最近、
本当にこれで大丈夫か?子どもにかかるお金は含まれているのか?4%ルールは果たして本当に通用するのか?
と、そもそもの計画と出口戦略に不安を感じるようになり、より詳しくシュミレーションをしてみたくなりました。
その私の悩みを解決してくれたのがこの方。
FIRE研究家のふくわらさんです。
ふくわらさんは、FIREに向けた資産計画や効率的な資産形成の方法を発信されているYouTuberで、動画では、FIREに必要な資産額の求め方、FIRE達成までにかかる時間の求め方など、ご自身で検証された結果をわかりやすく説明してくれています。
ひとつひとつ根拠立ててお話ししてくれるので、聞き流しでもスッと入ってきます。
かなり詳細に検証されているので、自分に当てはまるところ抜き出して計算すれば、自分のFIRE計画を構築することも可能です。
FIREやセミリタイアを現実的に感じることができます。
本日は、FIRE研究家ふくわらさんの必要資産の求め方により、我が家の必要資産額をシュミレーションしてみようと思います。
セミリタイア計画
これが、私の場合の人生のフェーズです。寿命は90歳を想定。

子供のいる家庭で、セミリタイアを目指す場合です。
①33歳から47歳までが資産形成期
②47歳から68歳までがセミリタイア期
③68歳から年金受給期(年金受給期においても、好きな仕事なら「働きたい!」と思うでしょう!なので75歳くらいまで「労働」を組み込んでいます。)
子どもにかかるお金
子どもにかかるお金は養育費と教育費に分けられます。
養育費とは、食費、衣服、住居費など
教育費とは、学費、塾代、給食費など
一般家庭の統計データに基づく、子どもにかかる教育費+養育費は以下のとおりです。

今回のシュミレーションでは、
高校から私立に進学したパターンで計算してみます。
全て公立に進学してくれれば、親としては助かりますが(笑)
こればかりは彼女たちが決めることなので
高校からは支出が増えるものと見越して計算してみます。
必要資産額

まず年間生活費は300万円(月25万計算です。)
Aは資産を取り崩して得る年間の資産収入です。
Bは現在(33歳)から、子供が大学を卒業するまでにかかる養育費+教育費です。
年金は、私が国民年金 + (厚生年金 + 企業年金 27年間払込)+ 妻の国民年金 =16万円ほどを見込んでいます。過信はできませんが、年200万円でセットしています。
② セミリタイア期には、妻と私合わせて15万円程度の労働収入を得ようと思っています。「楽しい」を前提に仕事選びを行い、場合によってはもう少し収入が上がるかもしれませんが、とりあえず月15万円くらいかなといった感じです。
そうなると、年間支出300万円の不足分 A 120万円(毎月10万円)を資産収入で補うことになります。
資産取り崩し率
資産取り崩し率に関しては、ふくわらさんの日本版4%ルールver2を採用しました。
この動画を見れば、日本版の4%ルール、安全な取り崩し率が分かります。
今回、取崩し率は2.8%としていますが、これは「38歳実例紹介」動画のシュミレーションが2.8%で計算されていたので、そのまま真似をしただけです。
動画の中のグラフでは3.17%くらいでも安全に取り崩せるのかなと思いましたが、
私の理解が及ばなかったことと、
心配性が重なり、取り崩し率も低めの2.8%で想定しました。
計算すると、Aの必要資産は、4286万円となりました。

47歳時点で子どもにかかるお金についてですが、
動画の中で登場する各年齢ごとにおける一覧表から
私の場合で計算すると上図のとおり、1人目496万円、2人目903万円になります。
詳しくは、ふくわらさんの動画をご覧ください。
A(90歳までの必要資産額)とB(47歳から51歳までの子供にかかるお金)が、セミリタイア達成のために必要な資産額となります。
A + B = 5685万円
となりました。
現在のセミリタイア達成率
現在のFIRE、セミリタイア達成率の求め方は
総資産額 ÷ 目標資産額 × 100 = __%
で求めることが出来ます。

まとめ
今回、自分自身がセミリタイアにいくら必要なのか、具体的な金額が知りたくて試算してみました。
この必要資産額5685万円から現在の保有資産を引き、さらに退職金(27年勤務で1000万円程度を想定)を差し引けば、おおよそ3685万円ほどが、純粋に貯蓄しなければならない金額になると思います。
また今度、毎月の投資額と期待リターンから、目標達成にかかる時間を詳しく計算してみようと思います。
FIRE研究家ふくわらさんの動画は、ご自身で導き出された理論と検証で、客観的に数値で説明されるので、説得力が半端ないです。
私自身もふくわらさんの真似をして計算してみましたが、細かい点で理解が及んでいない点があり、いつか直接質問してみようかなぁと考えています。
ただふくわらさんをはじめ、私はFIRE系Youtuberぽんちよさんや、ぱすたおさん、おーた夫婦さん、ぜきしゅん夫婦さんの動画が好きでよく拝見するのですが、FIRE界の方々はとにかく頭の良い人が多い!
そして皆さん、動画の声やライブの会話を聞いていると、本当に良い人たちなんだろうなぁとつくづく感じます。
そのような方々に対し、私のような学のない人間が、SNSやYoutubeにコメントを残すことすら恐れ多い・・と絶賛ビビっている最中です。

この気持ち・・・中学3年生の頃、空手を習うと決めて、初めて空手道場に行った時の感覚に似ています。
ひとりで道場に向かいましたが、やはり怖くて中には入れず、外から中をうかがっていました。
強そうな大人がお互いの技を競い合い、汗を流し、そして何度も礼儀正しくお辞儀をしあう姿を今でも覚えています。
結局、ひとりでは行けず父に着いてきてもらい、練習に参加させてもらいましたが、輪の中に入ってしまえば何てことはありませんでした。
外から中の様子を窺ってばかりいたため不安が増し、必要以上に大きな壁を作っていたのだと思います。
同じようなことだとは思うんですが、しかしながら、やっぱり自分の知らない世界、コミュニティに飛び込むのは勇気が入りますよね。
もし・・もし仮に・・・、私がふくわらさんにこの結果を送付することができて、さらに!計算結果を修正してもらうことができたら、修正後の結果についても記録、掲載したいと思います。
経済的自由を目標に掲げてから価値観が変わり、まさに今「人生を変えなければならない」と、大きく舵を切り、針路を制定している最中です。(良い方に向かえば良いのですが・・)
今後も多くの情報に触れて、自分の価値観をブラッシュアップしていきます。
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