【実釣検証】トップウォーター プラグ リアのシングルフックチューニングはバラし激減!フックアウト0を目指す。
- 2021.06.23
- 釣果記録

今季オータムシーズンにデカマサをキャッチすべく、ゆる〜く道具の準備中。

例年の私であれば、
セミが鳴き出したら、青物、ヒラスズキは終わり
つまり、魚釣りのオフシーズン突入でした。
しかし最近はこのブログやSNS、現場での出会いのおかげで知識やテクニック、多方面からの釣果情報を得られるようになり、
さらには高校時代の友人switchからエギング、ライトゲームを教わるなど
全てのレベルが格段にアップ。

私の中で
オフシーズンは消滅
しました。
やはり人との繋がりが何より大切ですね。
今後も人と繋がり、人を繋げ、釣りコミュニティをどんどん広げていきたいです。
さて、そんなことを考えながらルアーのフックをチェック。

どこからともなく

というオーダーに結果で応えるべく、デカマサキャッチの夢を追いかけながら、今年は数も釣ろうと決めた次第です。
数を取るのであれば、できるだけ掛けた魚はバラせない。
今年はバラしゼロ、トップウォーターで掛けた青物は100%キャッチすることを目標にします。
キャッチ率を上げる
これについては、実際に実釣で検証済みの秘策があります。
今後もデータ採りの余地はありますが、その秘策について、実際に私が行った検証結果も交えながらご紹介します。
おすすめフックセッティング
おすすめのフックセッティングはこちら。

リアにシングルフックをセッティング。
使用しているのは シャウト リングドクダコ#3(プラグ用でソリッドリングのみが付いているもの)
お求めはオンラインストアで。
結論、このフックセッティングでフックアウトは激減しました。
誰もが悩むフックセッティング
平成30年、ロックショアゲーム1年生の私は、トレブルとシングル、どちらが最適解?という自問に、
トレブル → シングル → やっぱりトレブル と試行錯誤を繰り返し、結局納得のいく答えには辿り着けずにいました。
そんなある日、『侍K』さんからこのフックセッティングを教わり、実践してみることに。
さらにこの年、某所でアジの接岸に伴い、青物がトップウォータープラグで1日平均10バイト7キャッチというハイシーズンを迎えます。
このフックセッティングを検証する絶好の機会を得たことから、早速現場に向かいました。
実際にフックアウトの軽減率を検証
季節は晩秋。
AM 06:00 渡磯。
気象 | 晴れ |
風向 |
北西 |
風速 | 8m |
波高 | 1.5m |

すでに散発的に青物のボイルが発生中。
活性は高めのようです。

ロッド | SHIMANO コルトスナイパーS1000H |
リール | 13′ STELLA SW 8000HG |
ライン | Varivas Avani 10×10 4号 |
ショックリーダー | フロロカーボン 80lb |
使用するルアーは Maria ラピード160F

ラピード160Fの純正フックが#1なので、リアフックはシャウト リングドクダコ#2をセット。
青物を1本キャッチするごとに、リアシングルフック仕様とトレブルフック仕様を交互に使っていきます。
どちらのルアーにおいても、フッキングの後はベールを返すなどの小技は使わず(当時は使えずw)ポンピングでガンガン寄せてくることとします。
リアシングルフック仕様を投入
するとさっそく、

すかさずラピードをぶん投げる!!
1投目、着水から丁寧に引いてくると30m先でチェイス!
追尾する魚影が確認できます。

サラシに差し掛かる直前、足元でヒット!

この走りはヒラマサ・・・!
コルトスナイパーがしっかり魚のパワーをいなしてくれています。
・・・が、ちょ、ちょっと足元で自由にさせすぎ・・・💦
パワープレイでゴリゴリ浮かせてくるには多少力不足を感じながらも、無事ランディング。


リアフックが、エラの中に入り込みしっかりフッキング。
ランディングは多少無理が効きました。
トレブルフック仕様を投入
次にトレブルフック仕様のラピードをぶん投げる!

するとまたも、足元のサラシでヒット!!
水面に魚体を確認。
さっきと同じくらいのサイズです。
足元のオーバーハングにだけは突っ込ませないよう、ポンピングでガンガン寄せてくる💦
水面で腹を見せて浮いたヒラマサ。
勝負ありです。
あとは波に乗せてずり上げるだけ・・・
波待ちしていると、水面で浮いていたヒラマサが、突然!!最後の力を振り絞って走り出す!
一番気を抜いてはいけない場面!

やっぱりまだ走るか・・!!
その時・・・

足元の引き波とヒラマサの走りが重なって、一気に負荷がかかりフックアウト。
テンションを緩めることができない足元での攻防は、慎重になるがゆえ、一瞬の躊躇や迷いがこのような結果につながります。
検証結果
リアシングルフック仕様 | 4バイト | 4キャッチ |
トレブルフック仕様 | 3バイト | 1キャッチ |
エラを損傷した3本キープ・他リリース
この日の検証結果は上記のとおりとなりました。

キャッチ率100%!!

スレがかりでもぶっこ抜けた
4尾のうち1尾はスレがかりでした。

リアシングル仕様では、この状態でぶっこ抜くこともできました。
フックの位置を見てみると、
フロントのトレブルフックが皮一枚なのに対し、シングルフックがしっかりホールドしてくれています。
一度フッキングが決まれば、多少無理が効くのもこのセッティングのメリットかと思います。
注意点
セッティング時の注意点です。
基本事項にフロントのトレブルフックの重量に合わせて、リアのシングルフックを選びましょう。
パッケージに「トレブルフック#◯相当」の記載があるので参考にしてください。
またリアフック装着の向きについてですが、個人的には外側向きの方がフッキングが高かったです。

ネット記事をみると、内側仕様にされている方もいらっしゃいます。
私は統計的な根拠が欲しかったので、検証結果から外向きにしていますが、魚の活性や気象海象など複合的な要因で状況は変わりますし、実釣でピンときた方を採用すれば良いかと思います。
まとめ
検証日以降も、リアシングルフック仕様で実験を継続しました。

結果ですが、今のところ、魚がルアーに乗ってから、フックアウトによるバラしは一度もありません。
私の経験上、リアシングルフックは8割方、エラにかかることが多いです。
結果、魚が暴れることでエラが損傷し、体力を奪いながら寄せてくることが出来るので、キャッチ率の向上に繋がります。
一方で、これまでご紹介してきたとおり、このシステムは魚への負荷が強いフックシステムですので、リリース前提の釣りであればお勧めはできません。
目的に応じてシステムを使い分ける必要があるかと思います。

それにしても、ロックショア1年生がこれだけの青物をキャッチ出来るのですから、現場で会う人生の先輩方が仰る通り、やはり昨今の道具の進化は目紛しいものがあるのでしょう。
道具は使い手次第!
これからも未熟者なりに頭を使って戦っていこうと思います。
今年の秋は、あら炊き祭りだ!!
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